有機栽培について
Organic cultivation
全ては「土づくり」から
– 3年かけて、土壌をつくりました –
元々は有機栽培には取り組んでいませんでした。「自然の摂理に沿った栽培を実践し、本来の味を食べて欲しい」という想いから、現代表がスタートさせました。
しかし、有機農法で玉ねぎの栽培をスタートさせたものの、最初は小さな作物しかできませんでした。
その原因は「土の力」が足りないためであり、微生物を増やしながら土本来の力を高めなければなりません。
試行錯誤を重ねながら、通常のサイズに育つまで3年ほどの時間を要しました。
有機栽培は、「草」との勝負
実際の取り組みとして、米ぬかや豆くずなどを土壌に混ぜて改良を加え、良い微生物が増殖しました。
しかし、有機栽培は「草」との勝負であり、草を生やさないための管理を徹底しなければなりません。
野草の成長はものすごく速いので、好天が続くと一気に伸び、作物への光を遮ってしまいます。
肥大期までに草に負けてしまうと、作物自体が採れなくなってしまうので、成長期にはものすごく神経を使います。
「カルチ」が欠かせません!
草の対策として欠かせない除草機械が「カルチ」です。
畑の中を走りながら土の表面をかき混ぜ、草の成長を止めるはたらきがあります。
タイミングとしては、雨が降り続いてから好天に切り替わるまでがベストです。
広い畑を全てカルチで走るので、シーズンになるとずっとカルチでの作業が続きます。
自慢の玉ねぎをご紹介
Introduction our onion
Introduction our onion
玉ねぎ栽培・1年の主な流れ
2月中旬 〜 2月下旬 播種
「播種」とは、玉ねぎの種子をトレイに移す作業のこと。1年の作業のスタートです。ハウス1棟あたり、約2,200枚のトレイを敷き詰め、1枚に448粒のタネを入れます。
3月上旬 〜 4月下旬 管理
ハウス内の苗に灌水。1つの苗につき、葉の枚数が2.5〜3枚になるまで育てます。6棟のハウスで育てているので、1ヶ月以上の時間を要します。
4月下旬 〜 5月上旬 植え付け
いよいよ、畑に苗を植え付ける段階です。みのるの移植機に苗を乗せて、自動で植え付けることができます。順調であれば1週間程度、天候不順などがあると2週間近くかかってしまいます。
5月上旬 〜 7月下旬 草取り、カルチ、葉面散布
約8haの畑で、玉ねぎを有機栽培しています。収穫までの管理で一番大切なのが「草取り」です。また「カルチ」は草が生えないように土をかき混ぜる作業で、草取りとカルチ を同時進行で行います。
葉面散布では、散布材として「トウゲン」を使用しています。これにより、含糖率、品質の向上、樹勢及び根の回復、窒素過剰解消、成り疲れの防止などの効果を発揮します。
7月下旬 〜 10月下旬 収穫、葉切り、乾燥
成長が早い「北はやて1号」から収穫をはじめ、続いて「北はやて2号」、そして「オホーツク222」の順番で収穫作業を進めます。
「北はやて1号」は、柔らかい品種で機械での作業ができないため、全て手作業で根と葉を切ります。「北はやて2号」「オホーツク222」は収穫機械で作業を進めます。収穫した作物は、しばらくの間、外で乾燥させます。
9月〜 出荷作業
1年間の仕上げは「出荷作業」です。乾燥が終わった玉ねぎを、箱や袋に詰めて全国各地の取引先に出荷します。
トップエムファームで栽培している有機玉ねぎたち
サラ玉
柔らかく甘みがあるので、サラダなどで生野菜として食べていただくと、本来の味をお楽しみいただくことができます。
02
北はやて2号
・春まき専用の品種です。
・甘みやみずみずしさが味わえます
03
北もみじ2000
・形が揃い、玉締りが良い品種です。
・表皮はよく密着し、光沢のある赤銅色に仕上がります。
・加熱後の甘みが強くなります。
04
オホーツク222
・芯ずれ、抱き球の発生が少なく、締まりも良好です。
・規格外品の発生が少なく、玉揃い・球色共に優れています。
自慢のじゃがいもをご紹介
Introduction our onion
Introduction our onion
じゃがいも栽培・1年の流れ
4月頃:資材屋さんから購入した種芋を4月10日頃からハウス内に入れて、温度を30度以内の中で発芽させます。おおよそ、3〜4週間で発芽しています。
4月中旬:“土こうじ”づくりの様子です。土の中で微生物を繁殖させ、良い状態の土にするための工程です。一反(10a)あたり1tの土こうじをまきますが、例年合計で40tほど作っています。
5月上旬:ポテトプランターを使って植えている様子です。後部に2名が乗り、正しい場所に播種されるようにコントロールしながら作業を進めています。
5月上旬:ポテトプランターでの播種の様子を拡大した画像です。タンクにある種芋を落としながら、回転する円盤の皿に1個ずつ入れることで、土の中に落ちる仕組みになっています。
5月頃:前述の画像での作業を終えて、種芋の播種を終えた後の畑の様子です。
イモは光に当たると緑に変色してしまうので、土を深く被せる「培土」を行います。例年では、5月下旬に仮培土、6月中旬に本培土を行っています。画像は本培土の様子です。
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